ランブラー

つるばらを代表する系統であるランブラーローズ。具体的にはつるばらの仲間のうち、日本の「ノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)」や「照葉ノイバラ(ロサ・ルキアエ)」、その他「ロサ・モスカータ」や「ロサ・セティゲラ」などを交配親とする品種群をランブラーローズと呼んでいます。
多くは交配親である原種からの影響で小輪房咲き、一部の例外はありますが春のみの開花で伸長力強く、花付きが大変良いのが特徴です。特に照葉ノイバラを交配親にもつハイブリッド・ウクライアナ系は耐病性に富みます。ランブラーローズは旺盛に伸びるものの枝の自由度が高く、こぼれるように咲く、やさしい風景を演出するためには外せない系統です。場所さえゆるせばぜひ、これらの品種でご家庭の植栽のメインを飾ってみていただきたいと思います。