ハイブリッド エグランテリア

ロサ・エグランテリア(スイートブライヤーローズ/ロサ・ルビギノーサ)を交配親とする品種群で、品種数は少なくおおむね一重咲きとバリエーションも乏しいものの、個性あふれる独特のたたずまいや色調が大変魅力的です。多くはもと裁判官であったイギリスのペンザンス卿によって作出され、著名な園芸家として知られるガートルード・ジュキルも「計り知れない価値がある」と絶賛するなど、当時イギリスでも人気であったようです。
樹勢は旺盛で株立ち状に自立し、多くは早咲きです。実付きは品種により異なりますが親であるエグランテリアには及ばないようです。エグランテリア独特の若葉の甘い香りは健在で、お庭にさわやかな初夏の風を運んでくれることでしょう。