原種

原種のばらは北半球にのみ自生し、その数は 150 ~ 200 といわれています。ほとんどは一季咲き性のシュラブ樹形かつるばらで、中には特大級に育つ品種もあります。また一重咲きの品種が多く、結実する品種は実の観賞価値も高い。四季咲きばらの祖先とされる庚申ばらは木立性で、繰り返し花を咲かせます。
自生地に適した進化をしており、樹型や性質も多種多様です。樹形に見合った植え場所を庭の中に準備してください。枝ぶり的に扱いづらさがある品種も多いですが、極限まで飾りをそぎ落としたようなシンプルな美しさの世界が待っています。