つくし野ばら – Rosa multiflora var.adenochaeta


九州地方に自生する野ばらということでこの名前が付けられ、野ばらより大きいピンクの花を、やはり房咲きに咲かせます。咲き終わるにつれて淡く移ろい、グラデーションが美しい。熊本県の球磨川流域にわずかに自生地があり、保護されています。野ばらよりさらに旺盛で葉に光沢があり、枝も太め、秋には丸い実をたくさん結びます。お届けは棘のない株を選ばせていただいております。伸長力抜群でこぶもできにくいため、スタンダードの台木などにも利用できます。
品種名 | つくし野ばら |
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ローマ字 | Rosa multiflora var.adenochaeta |
商品番号 | 1260013 |
系統 | 原種 (Sp) Species |
成長形態 | つる性 |
咲き方 | 一季咲き |
香り | 微香 |
花径 | 3㎝ |
樹高 | 4m |
樹形図 | 4番 |
作出年 | |
作出国 | 日本九州 , 朝鮮半島南部 |
作出者 | |
別名 | |
その他 | 強い耐寒性 よく結実する品種 |
交配 |
Rosa multiflora の変種と考えられています。 |
※表示中の「大苗」のお値段は概算価格です。 |
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生育状況が各苗、また季節ごとに異なるため、概算価格での表示となっております。ご注文後に再度「お見積り金額」をメールにてお知らせしております。大苗の価格は表示価格よりお安くしていることが多いです。 |
※つる性品種の大苗表記は原則「長尺苗」です。 |
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つる性品種における「大苗」表記ですが、当方ではつる性品種に対して剪定は行なっていないため、大苗であれば原則「長尺苗」となります。枝が長い状態でお送りさせていただきます。 |

樹形図番号 4番
オールドシュラブ型樹形 – 自立半球形盛上り型
つるばらの最も一般的な樹形である「シュラブ樹形」と呼ばれるもの。
株元より放射状に数本の主幹となる枝を伸ばします。ベイサルシュートは勢い良く上向きに伸び、途中から大きく湾曲を始めます。開花は湾曲部から枝先端部におこり、湾曲頂点から株元までの間では、サイドシュートの発生が見られます。枝の先端は下垂し地表に着く場合もあります。
どちらかといえば一季咲き品種が多く、枝は曲げやすく、フェンスや壁面など、広くさまざまな植栽場所に対応しやすい樹形です。
この品種は『一季咲き つる性』品種です。
『一季咲き』品種は、春に一度だけ開花し、それ以降は枝のみを伸ばす性質を持った品種を指します。
枝の成長を止める要因である「開花」が春に一回だけなので、枝はすらりと伸びていき節ができない特徴があります。このため、樹高の差はあるものの例外なく『つる性』となります。
開花が一回のみなので枝は大変しなやかで曲げやすい品種が多く、誘引の自由度が最も高い品種たちです。伸びた枝先を中心に開花しますので、この枝先を自由に移動できるのは大きい利点です。風景に溶けこむように枝が伸びていくので、お庭のメインを飾るのに最適です。品種によっては5m以上の伸長力を持つものもあり、一面を覆いたい時にも活躍します。
基本的に剪定はほとんど不要で、冬も枝先を少し切り戻して整える程度で十分な開花が得られます。むしろ伸びた枝をどのように活かすのかを考えていきます。
詳しい性質は下記のコラムページをご覧ください。

撮影日 | 当園野外 |
撮影場所 | 2022年6月24日 |
撮影情報 |
Canon EOS R5 , Canon RF 50mm F1.2 L USM , 50mm , F7.1 , 1/200秒 , ISO50 , 5100K |