マダム ルナイー – Madame Renahy
HP種としては大変返り咲きが多く、かなり四季咲き木立性ばらに近い特徴をもちます。上品なラベンダーを含むピンクで裏弁は淡く、甘美な芳香を持ちます。返り咲きが多い分、木の成長は緩慢で強健とはいえませんが、重たげに咲くカップ状の花容はなんともいえず魅力的です。
品種名 | マダム ルナイー |
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ローマ字 | Madame Renahy |
商品番号 | 1150031 |
系統 | ハイブリッド パーペチュアル (HP) Hybrid Perpetual |
成長形態 | つる性 |
咲き方 | 繰り返し咲き |
香り | 強香 |
花径 | 8㎝ |
樹高 | 1.2m |
樹形図 | 1番 |
作出年 | 1889年 |
作出国 | フランス |
作出者 | Guillot |
別名 | |
その他 | アーチ仕立てもおすすめ |
交配 |
不明 |
※表示中の「大苗」のお値段は概算価格です。 |
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生育状況が各苗、また季節ごとに異なるため、概算価格での表示となっております。ご注文後に再度「お見積り金額」をメールにてお知らせしております。大苗の価格は表示価格よりお安くしていることが多いです。 |
※つる性品種の大苗表記は原則「長尺苗」です。 |
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つる性品種における「大苗」表記ですが、当方ではつる性品種に対して剪定は行なっていないため、大苗であれば原則「長尺苗」となります。枝が長い状態でお送りさせていただきます。 |
樹形図番号 1番
繰り返し咲シュラブローズ型樹形 – 自立株立ち状
繰り返し咲き大輪種等に多く見られる樹形です。四季咲大輪種の樹形を大型にした感があります。
株元から数本の主幹を出し、枝は概して太枝性で、主幹は上向きに伸び、不規則に開花があります。ベイサルシュートは太く、多くの場合、長く伸張し、先端に数輪の開花を見ます。樹形もコンパクトな品種が多い。
大輪から中輪咲が主流で、美しい花容が持ち味です。風景を醸し出す存在というよりは、一輪の美しさを愛でる対象と考えましょう。イングリッシュローズの一部もこの樹形に該当します。
この品種は『繰り返し咲き つる性』品種です。
『繰り返し咲き』品種は、春以降にも開花が見られる『つる性』品種のうち、秋の返り咲きも十分期待できる品種として当園では定義しています。
秋の花も十分楽しめるほどの返り咲き性を有した品種たちではありますが、「四季咲き」品種のように剪定による開花調整はできず、あまり開花することがない「つるばら」としての主幹が伸びてくる点が四季咲き木立品種と異なる点です。春以降、どれくらい枝が伸びれば次の開花が見られるか、という日数計算はできず、あくまで返り咲きは植物の気まぐれです。夏剪定も不要です。
このため、当園では『繰り返し咲き』品種も「つる性ばら」として扱っています。
品種によっては四季咲き品種に匹敵するほどの返り咲き性を持ち、このため枝の伸びは大変遅くなりコンパクトな樹形となる品種が多くなります。また、開花が多いことから一部の例外を除き、枝は固く自立しやすいので、なるべく背が高い構造物に植栽したいところです。
返り咲きが多いことから小枝が多くなりがちなので、冬には細い枝を切り整えます。開花が得られやすいので、開花位置を調整するために剪定位置を枝ごとに変える管理方法もあります。
詳しい性質は下記のコラムページをご覧ください。
撮影日 | 2023年5月23日 |
撮影場所 | 当園ハウス内 |
撮影情報 |
Canon EOS R5 , Canon RF 50mm F1.2 L USM , 50mm , F9 , 1/40秒 , ISO320 , 5100K |