ジェームズ ヴィッチ – James Veitch
ロゼットの整った花型と、赤紫から青紫に褪色する、色調変化が大変美しい品種です。モスローズの中でも特に返り咲性に優れ、秋にもかなりの開花を楽しめます。返り咲くモスローズは耐病性に難有りの品種が多いのですが、こちらの品種はそれなりに病気への耐性があり、また枝も細めで繊細な印象があります。窓辺のポイントとして、また小型のトレリス等に、香り、色調とも優れた魅力あるオールドローズです。
品種名 | ジェームズ ヴィッチ |
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ローマ字 | James Veitch |
商品番号 | 1190028 |
系統 | モス (M) Moss |
成長形態 | つる性 |
咲き方 | 返り咲き |
香り | 強香 |
花径 | 7㎝ |
樹高 | 1m |
樹形図 | 1番 |
作出年 | 1864年 |
作出国 | フランス |
作出者 | Eugène Verdier fils aîne |
別名 | |
その他 |
交配 |
不明 |
※表示中の「大苗」のお値段は概算価格です。 |
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生育状況が各苗、また季節ごとに異なるため、概算価格での表示となっております。ご注文後に再度「お見積り金額」をメールにてお知らせしております。大苗の価格は表示価格よりお安くしていることが多いです。 |
※つる性品種の大苗表記は原則「長尺苗」です。 |
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つる性品種における「大苗」表記ですが、当方ではつる性品種に対して剪定は行なっていないため、大苗であれば原則「長尺苗」となります。枝が長い状態でお送りさせていただきます。 |
樹形図番号 1番
繰り返し咲シュラブローズ型樹形 – 自立株立ち状
繰り返し咲き大輪種等に多く見られる樹形です。四季咲大輪種の樹形を大型にした感があります。
株元から数本の主幹を出し、枝は概して太枝性で、主幹は上向きに伸び、不規則に開花があります。ベイサルシュートは太く、多くの場合、長く伸張し、先端に数輪の開花を見ます。樹形もコンパクトな品種が多い。
大輪から中輪咲が主流で、美しい花容が持ち味です。風景を醸し出す存在というよりは、一輪の美しさを愛でる対象と考えましょう。イングリッシュローズの一部もこの樹形に該当します。
この品種は『返り咲き つる性』品種です。
『返り咲き』品種は、春以降にも不定期に開花が見られる品種です。
春に一回のみ開花する「一季咲き」品種と異なり、不定期ながら春以降にも何度か開花が見られます。ただし、返り咲きの頻度にはばらつきがあり、夏くらいまでの開花が限界の品種から、秋にもいくらか開花が見られる品種もあります。返り咲きが少なめな品種は、返り咲きが見られるまで数年間の育成と十分な栄養を必要とする場合もあります。
開花のサイクルは不定期で、枝を剪定しても開花調整することはできません。かなり伸びる品種もありますので、『つる性』として扱うことが原則です。何度か開花するために枝は少し固くなりますが、品種によってはつるばららしい枝のしなやかさを持っているので、つる性品種の中で春以降にも開花を見たい場合には候補になります。枝の伸びと固さ、樹形に注目して品種を選んでみましょう。
つる性品種なので冬の剪定も基本的に浅くし枝の伸びを活かしますが、大輪花は枝の太さを確保するために少し深めに切ることもあります。
詳しい性質は下記のコラムページをご覧ください。
撮影日 | 2021年8月19日 |
撮影場所 | 当園ハウス内 |
撮影情報 |
Canon EOS R6 , Canon RF 50mm F1.2 L USM , 50mm , F8 , 1/500秒 , ISO640 , 5000K |