ユーフラテス – Euphrates

¥2,200¥5,500 (税込)

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数少ない「フルテミア属」に属するバラです。花の中央にあるブロッチが最大の特徴で一際目を引きます。比較的早めに開花し、細長い葉と一体になって華やかな印象を与えます。

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現在出回っているほどんどのバラは植物学的にいうと「エウロサ亜属」に属するばらですが、この「ユーフラテス」は「ロサ ペルシカ」を交配親に持つ数少ない「フルテミア亜属」に属するばらです。他には「チグリス」「ナイジェル ホーソン」「フルテミア アルディ」などがフルテミア系品種として知られています。

花の中央にあるブロッチが最大の特徴で一際目を引きます。珊瑚色から淡いサーモンピンクへ褪色する色変化も面白い。比較的早めに開花し、細長い小さな葉と一体になってコンパクトながら華やかな印象を与えます。

「ロサ ペルシカ」は、中近東から中国西北部新疆(しんきょう)ウイグル自治区などの乾燥地帯に自生する原種バラです。これをイギリスのハークネス氏が交配に使い「ユーフラテス」を誕生させたのですが、この「ロサ ペルシカ」は樹勢が弱く高温多湿な環境を非常に嫌います。それらの血を引いた「ユーフラテス」含む「ハイブリッド フルテミア」は、ばらの中でも最も栽培が難しいものとされています。作出したハークネス氏のイギリスでさえも栽培は困難でした。

日本のような高温多湿な環境ではさらに栽培が難しく、そのままの環境では健康的な生育は望めません。枝も細く成長も緩慢、伸びは非常にゆっくりで、つる性でありながら1mほどの株にするために根気のいる手入れが必要になります。水やりの加減には特に注意し、根を腐食させないよう土の状態を良く観察しましょう。夏の落葉は防ぐことが難しいので、落葉はあるものとして考え、根腐れを起こさないよう注意します。

上級者向けの品種で非常に枯死しやすいため、申し訳ございませんがこの品種は「枯れ補償」ができません。また、品種の特性上株も小さいめになります。予めご了承下さい。

品種名 ユーフラテス
ローマ字 Euphrates
商品番号 1250032
系統 シュラブ (S)
Shrub
Hybrid Hultemia
成長形態 つる性
咲き方 一季咲き
香り 微香
花径 3.5㎝
樹高 0.9m
樹形図 4番 
作出年 1986年
作出国 イギリス
作出者 Harkness
別名
その他

交配親 Rosa persica Michx. ex Juss. × Fairy Changeling

本品種の樹形図

樹形図
樹形図番号 4番
オールドシュラブ型樹形 – 自立半球形盛上り型

つるばらの最も一般的な樹形である「シュラブ樹形」と呼ばれるもの。

株元より放射状に数本の主幹となる枝を伸ばします。ベイサルシュートは勢い良く上向きに伸び、途中から大きく湾曲を始めます。開花は湾曲部から枝先端部におこり、湾曲頂点から株元までの間では、サイドシュートの発生が見られます。枝の先端は下垂し地表に着く場合もあります。

どちらかといえば一季咲き品種や、返り咲きが少ない品種で該当が多いです。枝は曲げやすく、フェンスや壁面など、広くさまざまな植栽場所に対応しやすい樹形です。

四季咲きばらの種類 – 季節を通して咲くばらの性質と系統
つるばらの種類 – つる状に伸びるばらの性質と系統
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