薔薇物語 – Bara monogatari
野ばらからの偶発実生と思われ、農場の一角に咲いていた品種です。野ばらがたくさん植栽されている場所では、自然交雑によりピンクがかった野ばらが咲くことがよくあります。ですが八重咲き、さらにこの品種は少しカップ状になっており珍しいので「薔薇物語」の命名にて、販売を開始いたしました。棘は少なく、持ち味のほのかなピンクはすぐに白く褪色してしまうのですが、その後の花持ちがよく、咲き終わりの頃に緑味をおびます。素晴らしい花つきと意外な花もちの良さが浅春の日差しのようでもあり、派手さはなくてもしみじみと心温めてくれるような、そんな愛おしいつるばらです。
品種名 | 薔薇物語 |
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ローマ字 | Bara monogatari |
商品番号 | 1260075 |
系統 | シュラブ (S) Shrub |
成長形態 | つる性 |
咲き方 | 一季咲き |
香り | 微香 |
花径 | 2㎝ |
樹高 | 3.5m |
樹形図 | 4番 |
作出年 | |
作出国 | 日本 |
作出者 | 姫野ばら園 八ヶ岳農場 |
別名 | |
その他 | 強い耐寒性 よく結実する品種 |
交配 |
Rosa multiflora の自然交雑種であると考えております。 |
※2025年新苗のご予約につきまして (受付期間は12月31日までです。) |
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台木の入荷数が減っているため、来季の新苗生産数を落としております。あまり数多く生産できないため、ご予約数によっては一部の品種で数を制限する場合がございます。申し訳ございませんが予めご了承ください。確実な入手をご希望の場合は、在庫のある品種でしたら「大苗」をご検討いただけましたら幸いです。 |
※表示中の「大苗」のお値段は概算価格です。 |
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生育状況が各苗、また季節ごとに異なるため、概算価格での表示となっております。ご注文後に再度「お見積り金額」をメールにてお知らせしております。大苗の価格は表示価格よりお安くしていることが多いです。 |
※つる性品種の大苗表記は原則「長尺苗」です。 |
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つる性品種における「大苗」表記ですが、当方ではつる性品種に対して剪定は行なっていないため、大苗であれば原則「長尺苗」となります。枝が長い状態でお送りさせていただきます。 |
樹形図番号 4番
オールドシュラブ型樹形 – 自立半球形盛上り型
つるばらの最も一般的な樹形である「シュラブ樹形」と呼ばれるもの。
株元より放射状に数本の主幹となる枝を伸ばします。ベイサルシュートは勢い良く上向きに伸び、途中から大きく湾曲を始めます。開花は湾曲部から枝先端部におこり、湾曲頂点から株元までの間では、サイドシュートの発生が見られます。枝の先端は下垂し地表に着く場合もあります。
どちらかといえば一季咲き品種が多く、枝は曲げやすく、フェンスや壁面など、広くさまざまな植栽場所に対応しやすい樹形です。
この品種は『一季咲き つる性』品種です。
『一季咲き』品種は、春に一度だけ開花し、それ以降は枝のみを伸ばす性質を持った品種を指します。
枝の成長を止める要因である「開花」が春に一回だけなので、枝はすらりと伸びていき節ができない特徴があります。このため、樹高の差はあるものの例外なく『つる性』となります。
開花が一回のみなので枝は大変しなやかで曲げやすい品種が多く、誘引の自由度が最も高い品種たちです。伸びた枝先を中心に開花しますので、この枝先を自由に移動できるのは大きい利点です。風景に溶けこむように枝が伸びていくので、お庭のメインを飾るのに最適です。品種によっては5m以上の伸長力を持つものもあり、一面を覆いたい時にも活躍します。
基本的に剪定はほとんど不要で、冬も枝先を少し切り戻して整える程度で十分な開花が得られます。むしろ伸びた枝をどのように活かすのかを考えていきます。
詳しい性質は下記のコラムページをご覧ください。
撮影日 | 2021年5月25日 |
撮影場所 | 当園ハウス内 |
撮影情報 |
Canon EOS R6 , Canon RF 50mm F1.2 L USM , 50mm , F7.1 , 1/60秒 , ISO100 , 4700K |