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ハウス内の早咲きの原種が咲き始めました

当園は八ヶ岳山麓、非常に寒い場所に位置しているため、外で管理しているバラたちははまだまだ芽吹き始めたばかりです。

しかし、昨年の冬からハウス内で管理していた早咲きの原種たちは少し開花してきました。接ぎ木に利用する親木たちが開花しています。少しご紹介してみたいと思います。

さくらいばら

▲「さくらいばら(カイドウバラ/ロサ ウチヤマナ)」です。名前の通りさくらのようで綺麗ですね。木は大変大きくなりますので、自然樹形で育てるのが最も合理的でしょう。秋になると実を付けます。

キモッコウ

▲早咲きの原種で大変有名な「黄木香ばら」の八重咲きです。挿し木でも容易に増え、病害虫への耐性も強い、日本では最もメジャーなバラの1つです。ステムがバラの中で最も短く、伸長力旺盛でとても大きくなるので広い場所への植栽が適切です。

ロサ・ウッドシーウェンドレリー

▲少し開いてしまったため色が薄くなってしまいましたが「ロサ ウッドシー フェンドレリー」という原種です。病害虫の被害もなく、原種の中では枝も扱いやすい方でおすすめです。青みを帯びた葉も観賞価値の高いものです。秋になるとこちらも実を付けます。

一重咲き白木香

▲珍しい「一重咲き」の白モッコウバラ、「ロサ・バンクシア・ノルマリス」です。木香バラの野生種はこちらで、八重咲きの方は園芸種だと言われています。同様にドゲがなく、白であれば芳香もあります。

これからどんどん開花してくるとハウス内も賑やかになりそうです。

雪が降りました、野ばらにも雪が積もっています

ロサ ムルティフローラ – Rosa multiflora

おはようございます。今年もまた本格的に雪が降りました。

積雪は大体10㎝ほど、これくらいでしたらハウスも無事です。去年のようにはしたくありませんね。

写真は当園で植栽している野ばら(ロサ・ムルティフローラ)の自然樹形です。実を付けたまま雪を被っていて綺麗ですね。この時期になると、枝の様子がよくわかります。野ばらは、枝が弧を描くと垂直に新しい枝をたくさん出していることが分かります。そして、その先端で実を付けているということは、新しくでてきた枝に開花が起こっていることも見て取れます。

また、枝の先端が枯れこんでいることから、弧を描いて下を向いた枝は枯れる性質を持っていることも分かります。野ばらは確かによく伸びますが、自然樹形で育てるとこんもりまとまってくれるのは、こういったところでバランスを取っているからです。

「ばらは誘引するもの」という考えに固執する必要はありません。ばらはどんな品種でも最終的に自立し、自然樹形のままでも美しい風景を作り出すことができます。少し広い場所は必要になってきますが、それがクリアできるようであれば「自然樹形仕立て」も一考です。

○品種解説ページ: ロサ ムルティフローラ – Rosa multiflora

ロサ ムルティフローラ – Rosa multiflora