ピエール ド ロンサール – Pierre de Ronsard
豪華な大輪カップ咲きで、幾重にも重なる花弁と中心にピンクがのる優雅な色調がとても上品です。殿堂入りも果たし、作出から時間もたちますが、衰えぬ人気を誇るつるばらです。トゲも少ないほうですし、大きな照りのある葉との相性も見事です。春の花付きは素晴らしく、枝を大きく曲げなくても開花してくれます。大輪花には珍しくステムが短いため、壁面仕立ては特に見事。クライミングローズの中でも特に演出効果に優れた名花といえるでしょう。夏くらいまでは返り咲きが見られます。
植栽ポイント・仕立て方
伸長力は強い方なので、「壁面」「トンネル」「窓まわり」など広い場所への誘引が適切で、かつ植栽効果が最も得られる方法かと思います。枝はクライミングローズらしく自立型で太くなり、比較的株の上部で枝が広がってくるので、小型のアーチや低いフェンス単体では枝を扱いきれず不適な場所です。
春の花付きはとても良く、枝を大きく曲げなくても開花してくれるので、壁面仕立ては大変見事です。通常、花が得られにくい株元付近にもある程度開花が得られるほどの花付きの良さです。大輪系であるにも関わらずステムが短いことも貴重で、よく葉が茂ることも相まって構造物との一体感も演出できる非常に優秀な品種です。大きな照り葉との相性もよく、クライミングローズの中でも特に演出効果が期待できる扱いやすい名品種です。
品種名 | ピエール ド ロンサール |
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ローマ字 | Pierre de Ronsard |
商品番号 | 1060080 |
系統 | クライミング (Cl) Climbing |
成長形態 | つる性 |
咲き方 | 返り咲き |
香り | 微香 |
花径 | 10㎝ |
樹高 | 4m |
樹形図 | 3番 |
作出年 | 1985年以前 |
作出国 | フランス |
作出者 | Jacques Mouchotte |
別名 | Eden Rose 88 |
その他 |
交配 |
( Danse des Sylphes × Handel ) x Kalinka Climbing |
※2025年新苗のご予約につきまして (受付期間は12月31日までです。) |
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台木の入荷数が減っているため、来季の新苗生産数を落としております。あまり数多く生産できないため、ご予約数によっては一部の品種で数を制限する場合がございます。申し訳ございませんが予めご了承ください。確実な入手をご希望の場合は、在庫のある品種でしたら「大苗」をご検討いただけましたら幸いです。 |
※表示中の「大苗」のお値段は概算価格です。 |
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生育状況が各苗、また季節ごとに異なるため、概算価格での表示となっております。ご注文後に再度「お見積り金額」をメールにてお知らせしております。大苗の価格は表示価格よりお安くしていることが多いです。 |
※つる性品種の大苗表記は原則「長尺苗」です。 |
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つる性品種における「大苗」表記ですが、当方ではつる性品種に対して剪定は行なっていないため、大苗であれば原則「長尺苗」となります。枝が長い状態でお送りさせていただきます。 |
樹形図番号 3番
クライミングローズ樹形 – 自立
株元から数本の太く強度のある主幹を伸ばし、この枝は自立します。ベイサルシュートは概して太く剛直に上向きに伸び、先端部の湾曲や太さを失うことにより、成長は一応の限界となります。
株元からの主幹は数本で、多くの場合、3 ~ 5 本止まりです。主幹は途中から順次枝分かれし、枝は直線的で上部に多くの小枝を茂らせ、ゴツゴツとした枝の雰囲気を持ちます。
多くは少し返り咲きがあり、品種による差異はあるものの、伸長力がつよいため、大きな壁面や窓まわりなど、高さと広さ、両方かねそなえた植栽場所が適します。
この品種は『返り咲き つる性』品種です。
『返り咲き』品種は、春以降にも不定期に開花が見られる品種です。
春に一回のみ開花する「一季咲き」品種と異なり、不定期ながら春以降にも何度か開花が見られます。ただし、返り咲きの頻度にはばらつきがあり、夏くらいまでの開花が限界の品種から、秋にもいくらか開花が見られる品種もあります。返り咲きが少なめな品種は、返り咲きが見られるまで数年間の育成と十分な栄養を必要とする場合もあります。
開花のサイクルは不定期で、枝を剪定しても開花調整することはできません。かなり伸びる品種もありますので、『つる性』として扱うことが原則です。何度か開花するために枝は少し固くなりますが、品種によってはつるばららしい枝のしなやかさを持っているので、つる性品種の中で春以降にも開花を見たい場合には候補になります。枝の伸びと固さ、樹形に注目して品種を選んでみましょう。
つる性品種なので冬の剪定も基本的に浅くし枝の伸びを活かしますが、大輪花は枝の太さを確保するために少し深めに切ることもあります。
詳しい性質は下記のコラムページをご覧ください。