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現代バラに黄色の遺伝子を渡した品種で、「ロサ フェティダ ペルシアーナ」とも呼ばれます。思いのほか花径も大きく、輝くような黄金色が素晴らしい。若葉に爽やかな香りがあります。
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現代バラに黄色の遺伝子を渡した歴史上非常に重要な品種で、「ロサ フェティダ ペルシアーナ」とも呼ばれます。和名もあり「金司香(きんしこう)」と呼ばれていました。思いのほか花径も大きく、輝くような黄金色が素晴らしい。細い枝でトゲも多いですが、若葉に爽やかな香りがあります。黒星病や湿気には注意です。一重タイプの「ロサ フェティダ」の取り扱いもございます。
現在では当たり前となった黄色のバラ、これらが作られるようになった歴史の話をする上で非常に重要な原種です。フランスのジョセフ・ペルネ=デュッシェ(Joseph Pernet-Ducher)は、四季咲きの黄色バラを作る出すために、原種の中では非常に珍しい濃黄色を出すこの「ペルシャン イエロー」を使用しました。しかし、不稔性(実をつける性質が乏しい)であったペルシャン イエローから新しい交配種を作り出すのは非常に難しく、十数年の歳月を経て初の返り咲くオレンジ色のつるバラ「ソレイユ ドール」を完成させます。そして「ソレイユ ドール」を元に更に交配を続けて、初の四季咲き黄色の品種「スブニール ド クロージュペルネ」を完成させ、黄色の四季咲き品種が世に出回っていくことになります。(双方とも当園で取り扱いのある品種です。)
このように現在バラにおいて重要な役割を果たした品種ではありますが、特に黒星病の弱さは黄色の遺伝子と一緒に昨今まで受け継がれてしまっています。
品種名 | ペルシャン イエロー |
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ローマ字 | Persian Yellow |
商品番号 | 1130005 |
系統 |
ハイブリッド フェティダ (HFt) Hybrid Foetida |
成長形態 | つる性 |
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咲き方 | 一季咲き |
香り | 微香 |
花径 | 6.5㎝ |
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樹高 | 2.5m |
樹形図 | 2番 |
作出年 | 1838年以前 |
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作出国 | |
作出者 | Sir Henry Willock により発見 |
別名 | Rosa foetida persiana , 金司香 |
その他 |
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交配親 | 不明 |
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本品種の樹形図
株元から上方、斜め上方に向けベイサルシュートを伸ばします。ベイサルシュートは開花あるいは枝先の湾曲により、成長の限界を迎えます。湾曲した部位の手前からは、小枝が発生し、この重さにより、外への傾斜が深くなります。
枝先のしなやかさや、枝垂れ下がる枝の姿はあまり持たず、全体的な姿は太い枝による構成です。主幹がしっかりしている性質を考慮して、トレリスや窓辺など、やや高さのある構造物が植栽場所として適しています。