デュセス ド ブラバン – Duchesse de Brabant


杏色を含む優しいピンクの優美な中輪花です。この系統では珍しい丸みを帯びた花型は秋によりカップ状となり、ティーローズらしい俯き加減の咲き方が大変上品です。香りは優しいティー香、葉は明るい緑で新芽は赤みを帯び、風情のある美しい茂りです。夏の高温で落葉しがちですが、秋にはまた復活します。株姿が整いにくく樹勢の点からは、初心者向きとはいえないかもしれません。しかし力がつくと1.5mほどもある大株となりますので、返り咲きの多い性質や花枝の細さなどを生かしてトレリスなど、半つるばらのような仕立てもよいと思います。
日本へは大正時代に導入され、戦前は桜鏡(さくらかがみ)の和名で親しまれた歴史のある品種です。
花名はブラバン公爵夫人を指し、ブラバント公国は12世紀に建国されたネーデルランド(現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)の公国で、現在はベルギー王国のエリザベート王女がブラバン公(女公)の称号を保持しています。
品種名 | デュセス ド ブラバン |
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ローマ字 | Duchesse de Brabant |
商品番号 | 1270012 |
系統 | ティー (T) Tea |
咲き方 | 四季咲き |
香り | 中香 |
花径 | 7㎝ |
樹高 | 1m |
樹形図 | 1c番 半横張り |
作出年 | 1857年 |
作出国 | フランス |
作出者 | Pierre Bernède |
別名 | Comtesse de Labarathe , 桜鏡 |
その他 |
交配 |
不明 |
樹形図・伸び方 |
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![]() 樹形図番号 1c番 の樹形 |
※表示中の苗のお値段は概算価格です |
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生育状況が各苗、また季節ごとに異なるため、概算価格での表示となっております。大苗の価格は表示価格よりお安くしていることが多いです。 |