つる デボニエンシス – Devoniensis (Cl)
古典的なティーローズ「デボニエンシス」の枝変わりつる性種です。中心は淡いクリーム色となり優雅なカップ咲きの花から甘いティー香が漂います。返り咲きが多く、葉は光沢があり深緑、枝には赤味がさします。薄い儚げな花が垂れながら咲く姿はやはりティーローズです。トゲは多めですが、枝は比較的しなやかで誘引しやすくステムも極端には長くないので窓まわりなどに活用を勧めたい品種です。
品種名 | つる デボニエンシス |
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ローマ字 | Devoniensis (Cl) |
商品番号 | 1060109 |
系統 | つる ティー (ClT) Climbing Tea |
成長形態 | つる性 |
咲き方 | 返り咲き |
香り | 中香 |
花径 | 7㎝ |
樹高 | 4m |
樹形図 | 3番 |
作出年 | 1858年 |
作出国 | 不明 |
作出者 | Pavitt が発見 |
別名 | Devoniensis grimpant |
その他 |
交配 |
Devoniensis の枝変わり |
※表示中の「大苗」のお値段は概算価格です。 |
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生育状況が各苗、また季節ごとに異なるため、概算価格での表示となっております。ご注文後に再度「お見積り金額」をメールにてお知らせしております。大苗の価格は表示価格よりお安くしていることが多いです。 |
※つる性品種の大苗表記は原則「長尺苗」です。 |
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つる性品種における「大苗」表記ですが、当方ではつる性品種に対して剪定は行なっていないため、大苗であれば原則「長尺苗」となります。枝が長い状態でお送りさせていただきます。 |
樹形図番号 3番
クライミングローズ樹形 – 自立
株元から数本の太く強度のある主幹を伸ばし、この枝は自立します。ベイサルシュートは概して太く剛直に上向きに伸び、先端部の湾曲や太さを失うことにより、成長は一応の限界となります。
株元からの主幹は数本で、多くの場合、3 ~ 5 本止まりです。主幹は途中から順次枝分かれし、枝は直線的で上部に多くの小枝を茂らせ、ゴツゴツとした枝の雰囲気を持ちます。
多くは少し返り咲きがあり、品種による差異はあるものの、伸長力がつよいため、大きな壁面や窓まわりなど、高さと広さ、両方かねそなえた植栽場所が適します。
この品種は『返り咲き つる性』品種です。
『返り咲き』品種は、春以降にも不定期に開花が見られる品種です。
春に一回のみ開花する「一季咲き」品種と異なり、不定期ながら春以降にも何度か開花が見られます。ただし、返り咲きの頻度にはばらつきがあり、夏くらいまでの開花が限界の品種から、秋にもいくらか開花が見られる品種もあります。返り咲きが少なめな品種は、返り咲きが見られるまで数年間の育成と十分な栄養を必要とする場合もあります。
開花のサイクルは不定期で、枝を剪定しても開花調整することはできません。かなり伸びる品種もありますので、『つる性』として扱うことが原則です。何度か開花するために枝は少し固くなりますが、品種によってはつるばららしい枝のしなやかさを持っているので、つる性品種の中で春以降にも開花を見たい場合には候補になります。枝の伸びと固さ、樹形に注目して品種を選んでみましょう。
つる性品種なので冬の剪定も基本的に浅くし枝の伸びを活かしますが、大輪花は枝の太さを確保するために少し深めに切ることもあります。
詳しい性質は下記のコラムページをご覧ください。