ガリカ

オールドローズ最古の系統。「燃えるように赤いばら」と古くから栽培の記録が残る系統で、その歴史は約2000年前、古代ローマの時代にまでさかのぼります。ヨーロッパを代表する原種といえ、赤ばらの祖としても重要な系統です。この原種がよく見られたフランス南部の地方を、古くはガリア地方と呼んでいたことからガリカ・ローズの名が生まれました。花色は赤紫やローズ赤が中心ですが交配によりソフトピンクや絞り咲きの品種も見られます。全体的に枝は細く枝振りも繊細、良好な花付きと相まってトレリスやアーチなど、ご家庭のつるばらとして大変お勧めできる品種群です。さらに嬉しいことに、多くは芳香にも恵まれています。