アルバ

ガリカ・ローズと対をなす存在である白バラの祖、アルバローズ。欧州や西アジアに分布する原種ばらの自然交雑により生じたとされ、その起源はロサ・カニナとロサ・ダマスケナ・ビフェラ、またはロサ・ガリカとロサ・アルヴェンシスなど諸説あります。
アルバ・ローズの存在がはっきりと確認できるのはルネッサンス時代の名画「ヴィーナスの誕生」など、絵画の世界においてですが、実際にはもっと古くから存在していたようです。アルバローズはその美しい青みを帯びた葉や透明感のある花色、清涼感あふれる芳香など、独自の個性に恵まれ、ひときわ清らかなその世界は今も多くの人々を魅了し続けています。