よみがえる命

ばらの鉢苗の根をチェックしていたときのことです。
「あっ」と思わず息が詰まりました。
鉢土の中で大きなトノサマガエルが冬眠に入ったばかりでした。

(画像は省略させていただきます…。)

うーん、でもなぜわざわざ鉢土の中に?確かに2年生苗は常に新しい土で植え付けられますので一番肥沃な土壌であることは確かですが…。
しかも他のカエルではこのようなことはなく、必ずトノサマガエルなのです。私達の農場では、植え付けはかなり固めに行いますし、体の大きなトノサマガエルがどうやって冬眠のために鉢の中に潜り込むのか、とても不思議です。

しかし、これは久しぶりの出来事でした。かつて当農場には本当にたくさんのカエルが住んでいたのに、ここ数年はその姿を見かけることが、とても少なくなっていたからです。特にトノサマガエルはその傾向が顕著であったと思います。しかし昨年あたりから徐々に増え、鳴き声も聞かれはじめ、数年ぶりに冬眠中の出会いも訪れました。見つけたときはとてもびっくりしてしまいますが、少しずつ生息数が回復しているのかなと思いますと嬉しさがこみ上げます。

両生類は全体的に減少していて、そうなると特定の虫だけが大量発生して作物にも被害が及ぶなど私達への影響も消して少なくはないとのこと。はるかな昔、豊葦原の瑞穂の国と謳われた美しい風景が少しでも多く残せますように、敬意をもって命の輝きを見つめてまいりたいと思います。

長野県須坂市の菊花展にて。

とても美しい、芸術的な菊の花を鑑賞させていただきました。ひとつの株からこのように同じ大きさの花が、ほぼ同時に咲く不思議…栽培される方の丹精に圧倒されます。

こちらは農場近くの天神様のお社にて。天神様といえば梅の花ですが、菊も素敵です。晩秋の、お花が少ない時期に凛とした花を咲かせる菊は、まさに神様のご神気そのものという気が致します。