花付き香り共に良い、貴重な初期HTの赤バラ – 「ハドレー」

ハドレー – Hadley

関東地方では春一番が吹いたようですね。
これからどんどん暖かくなってくれると嬉しいです。

さて、今回は「ハドレー」という品種をご紹介いたします。

ハドレー – Hadley

作出年は「1914年」、アメリカの「Alexander Montgomery」という人が発表しています。

非常に古いハイブリットティーローズですが、それもそのはず、「ハドレー」はハイブリットティーローズ初の赤バラと言われている「リバティ」という品種の子供だからです。「ハドレー」はバラの歴史上重要な品種の1つで、現在はとても希少な品種となっています。

「ハドレー」はのちに「エトワール ド オーランド」を生み出し、さらに戦前を代表する赤バラ「クリストファー ストーン」を誕生させます。赤バラの遺伝子は脈々と受け継がれています。

「ハドレー」についてですが、実際はローズ色を含む赤色の花です。古いハイブリットティーローズのため、細枝性で枝の分岐も比較的多く、よく茂るのが特徴です。また、花付きが大変良く房咲きになり、ハイブリットティーの中では比較的小ぶりな花を沢山かせます。香りは濃厚なフルーツ香があります。

イメージとしては、ハイブリットティーよりも大型のチャイナローズの趣があります。
細い枝が風に揺れながら、甘い豊かな香りを運んできてくれます。

古い品種なので、どうしても黒星病、特にうどん粉病に対しての耐性がなく薬剤での予防は不可欠なのですが、現代バラの礎となってくれた貴重な品種です。がっしりとした樹ではなくあくまで繊細な枝ぶりも情緒ある姿かと思います。

株立ちもよくまとまってくれるので、1つ歴史的な花を入れてみたいという方はおすすめの品種です。