シックな絞りの花、トゲの少ない枝も嬉しい – 「オノリーヌ ド ブラバン」

オノリーヌ ド ブラバン – Honorine de Brabant

水たまりも氷が張っています。本格的に冬が来ます。

本日ご紹介する品種はブルボン・ローズ「オノリーヌ ド ブラバン」です。

オノリーヌ ド ブラバン – Honorine de Brabant

「コマンダン ボールペール」の枝変わり、と記述されているものもありますが、枝葉の特徴が違いすぎるので恐らく間違いかと考えています。可能性があるのならば「コマンダン ボールペール」と何かの交配種と考えるのが自然ですが、アメリカバラ協会・国際バラ品種登録局が発行している「Modern Roses Ⅺ」でも交配に関する記述はないので当園では「作出者、交配に関しては不明」とさせていただいております。

「オノリーヌ ド ブラバン」の特徴は人目を引く絞りの花です。白地に灰色味をおびた赤紫色のストライプが入ります。葉も明るい緑色の葉でよく茂り、爽やかな印象の中にシックな花色が共演しています。甘いキネンシス系の香りもあります。

他に絞りが入る品種として同系統に「コマンダン ボールペール」と「バリエガタ ディ ボローニャ」があります。特に「バリエガタ ディ ボローニャ」は有名です。「オノリーヌ ド ブラバン」はこれら品種と比べた時、トゲが少ないという点が有利です。すらりとした枝にはトゲが少なく、誘引作業も容易で扱いやすいのが利点です。「バリエガタ ディ ボローニャでは少しトゲが多いかな」と考えている方は、「オノリーヌ ド ブラバン」が大変おすすめです。

「バリエガタ ディ ボローニャ」は一季咲きですから、返り咲きが欲しい場合は「オノリーヌ ド ブラバン」を選んでみるのもよいでしょう。ただ、「オノリーヌ ド ブラバン」の返り咲きは夏頃までで、秋にはあまり開花しないのでご注意ください。返り咲きが少ない分、枝の節が少なく曲げやすくなっているので、返り咲きが少ないというのも強ちデメリットというわけではありません。

若干自立型の株立ちとなりますので壁面や窓まわり、ガゼボ等、ある程度上方向に枝が伸ばせる場所へ植栽します。ステムの長さも程よく、花付きも良い。絞りの花が個性的な美しさを演出してくれるでしょう。