月別アーカイブ: 2017年4月

新苗の開花状況

ハウスの中で加温しておりますので、四季咲き品種、返り咲きつる性品種たちが続々開花しております。

ジャクリーヌ デュ プレ

ジャクリーヌ デュ プレ – Jacqueline du Pré

シュラブローズ「ジャクリーヌ・デュ・プレ」です。早咲きで、かつ秋まで繰り返し開花する半つる性品種です。枝が偏りがちで寒さ等にも耐性はないのですが、純白の花に中心の赤いおしべが比類ない美しさを奏でています。お花の名前にもなっている「ジャクリーヌ・デュ・プレ」さんは1960年代に活躍したイギリスの女性チェロ奏者です。

ピンク グルーテンドルスト

ピンク グルーテンドルスト – Pink Grootendorst

ルゴサ系「ピンク・グルーテンドルスト」です。「エフ・ジェイ・グルーテンドルスト」の枝変わりで、花色以外の性質は同じです。一見バラではなくカーネーションのようにも見える特徴的な花型が最大の魅力です。返り咲きも少しあり、ルゴサ系ならではの強い耐寒性も健在です。寒冷地の方にもおすすめ。

スタリナ

スタリナ – Starina

ミニチュアローズ「スタリナ」です。メイアン氏による傑作品種で、ミニチュアローズ初の剣弁高芯咲きを体現した品種とされています。交配親としても活躍した歴史的にも貴重な品種で、ご家庭では小さい切り花としての利用も可能です。四季を通して何度も開花してくれます。

ドゥフトボルケ

ドゥフトボルケ – Duftwolke

ハイブリッドティー「ドゥフトボルケ」です。「フレグラント・クラウド」という名前も持っています。「香りの雲」の花名通り、甘い香りが強く漂う大きな夕日色の大輪花が魅力です。新芽は赤みがあり花色ともマッチしています。樹勢もあり、育てやすい品種です。

日曜日ですが、植物は人間の休日関係なく水を常に欲しがっているので灌水作業は欠かせません。ハウスの中はお昼暑いですが、その分よく育ってきています。

新苗が仕上がってきております! – 花のご紹介

当方寒冷地のため新苗の仕上がりは平地より遅めですが、当園でも新苗ができあがってきました。

四季咲き品種は開花もしてきておりますので、一部ご紹介いたします。

オクラホマ

オクラホマ – Oklahoma

ハイブリッドティー「オクラホマ」です。同じ交配親を持つ「ミスター・リンカーン」「パパ・メイヤン」と一緒に黒赤バラ三兄弟に数えられている品種です。親の「シャルル・マルラン」より受け継いだ濃厚なダマスク香が魅力、花付きも良く黒赤バラを代表する品種の1つです。

スイート アフトン

スイート アフトン – Sweet Afton

同じくハイブリッドティー「スイート・アフトン」です。大らかに咲く大輪花、中心は淡いピンクがかかり、水仙のような独特の甘い香りが特徴的です。花付きよく、また樹勢が非常に強い品種で、人の背丈ほどにまで伸びる大型のハイブリッドティーです。花壇後方に植栽されると効果的です。

ロサ キネンシス ミニマ

ロサ キネンシス ミニマ – Rosa chinensis minima

ミニチュアローズの基本種「ロサ・キネンシス・ミニマ」です。庚申バラ(ロサ・キネンシス)の変異で生じた品種と考えられ、ミニチュアローズの親となりました。庚申バラらしくミニチュアの中で最も早咲きの品種の1つ、小さい葉や花が丸くこんもりと咲いてくれる姿が愛らしく、花壇用品種としても大変優秀な品種です。

グルス アン アーヘン

グルス アン アーヘン – Gruss an Aachen

フロリバンダ「グルス・アン・アーヘン」です。豪華な芍薬咲き、ステムも程よく、クリーム色にわずかにピンクがかかる花が房になってたくさん咲いてくれます。株姿のまとまりもよく、花壇用品種として最も扱いやすい形質を持ったフロリバンダローズの名品種です。写真はハウスの中なので少し剣弁になっています。

「ポリアンサローズ」は遅咲きなので開花はもう少し後、「ティーローズ」「チャイナローズ」は接ぎ木時期の関係でこちらも開花はもう少し後です。開花しましたらまたお知らせします。

早咲きの品種が開花し始めました!

長らく更新がなく申し訳ございません。

2017年春のカタログを発行させていただきました。オールドローズの掲載品種数は少し減らしましたが、当園がおすすめする使いやすい品種をピックアップし、その分解説文は多く書き下ろしました。四季咲き品種に関しましては図鑑としても使えるよう編集いたしました。

現在の在庫の多くは新苗になりますが、気になる品種がありましたらお気軽にお問い合わせください。

ハウス内の早咲きの品種が開花し始めました

当方は寒冷地のため、屋外の苗はまだ芽吹き始めたばかりですが、ハウス内では早咲きの品種たちが一部開花し始めました。

キモッコウバラ八重咲き

黄木香ばら 八重 – Rosa banksiae lutea

早咲きの原種といえば、お馴染みの「木香ばら」です。黄色と白がありますが、黄色の方が開花が早いようです。病害虫に強く、トゲも少ないですが、旺盛に茂る品種なので広い場所を確保してダイナミックに仕立ててあげたい品種です。

フリューリングス モルゲン

フリューリングス モルゲン – Fruhlingsmorgen

スピノシシマ系交雑種の「フリューリングス モルゲン」です。一重咲きながら大きく華やかな花が魅力です。早咲きのモッコウと同じ時期に開花し、ステムが短く、枝に沿って開花します。スピノシシマ系なのでトゲが多く、また本品種は枝が固めでよく伸びるので、壁面などへ誘引して楽しみたい品種です。

ロサ スピノシシマ

ロサ スピノシシマ – Rosa spinosissima

こちらが原種の「ロサ スピノシシマ」です。ロサ ピンピネフォリアとも呼びます。早咲きの原種で、トゲが多く、細い枝は特徴的な黒褐色で花付きがよい品種です。実付きもよく、赤みを帯びた黒い実はこの系統独自のものです。フリューリングス モルゲンのように急には大きくならないので、自然樹形で野生の趣を楽しみたい品種です。

ロサ フェティダ

ロサ フェティダ – Rosa foetida

黄色の色素を伝えた「ロサ フェティダ」です。黄色のフェティダ系も早咲きです。ステムがかなり短く、枝に沿うように開花し、赤みのない葉が黄色の花をより引き立てています。純黄色の原種というだけでも珍しいものですが、黄色でここまで大きな花を咲かせるものは特に貴重で、本品種の八重咲き種「ペルシャン イエロー」が黄色の四季咲き種を生み出すべく親品種として選ばれたのも納得です。黒星病や湿気には注意が必要ですが、その欠点をも補って余りある独特な美しさです。

サラ バン フリート

サラ バン フリート – Sarah Van Fleet

ルゴサ系交雑種の「サラ バン フリート」です。写真は少し開いてしまいましたが、本来はカップ状の花です。ハマナスの仲間なので非常にトゲが多く、自立型ですがよく伸びるため、決して扱いやすい品種というわけではないのですが、こちらも早咲きでダマスクの香りがあり、返り咲き性もあります。丸くて明るい緑の厚い葉も印象的です。

木香ばらの他には「スピノシシマ系」「フェティダ系」「ルゴサ系」、それと「ブールソール系」が特別早咲きの系統群です。ゴージャスなモダンローズはもう少し後の開花になりますが、春のお庭をいち早く彩ってくれ、かつ素朴なこれら品種もバラの1つの魅力です。